2009衆院選 選挙戦開始

新党日本田中康夫代表は自ら立つ兵庫8区の尼崎市で「日本にはおかしいことがたくさんある。今こそ官僚統治、中央集権、既得権益がはびこる日本を根底から改める『改国』を行わねばならない。『しがらみ』『なれ合い』と無縁な政治のリーダーシップが必要だ」と気勢を上げた。田中氏は夕方まで尼崎市内を遊説し支持拡大に努める。
北海道を拠点とする新党大地鈴木宗男代表は、盟友で歌手の松山千春さんとともに、札幌市内で午後0時半から出陣式を行い、午後1時半から第一声。

衆院選は「北の大地・北海道からチェンジ! そして、北海道から初の首相を!」を掲げている。これが第一だ。小泉政権以後、北海道が「地方切り捨て」の象徴になってしまった。自民党の幹事長、政調会長が出たのに内閣の官房長官財務相が出たのに何もいいことがなかった。もう政権交代しかない。
後期高齢者医療制度の廃止も大切だ。障害者自立支援法の廃止や、郵政民営化の抜本的な見直しも必要だ。また、北海道は大自然があるので観光産業を確立したい。そして、アイヌ民族の歴史・文化を尊重する政策を掲げたい。
「弱肉強食」や「勝ち組、負け組」といった新自由主義の政治を変えなければ、北海道が沈没すると考えた。その点、民主党は「地方重視」「生活者第一」「政治は弱い人のためにある」と主張している。それを実現しないといけないと考え、民主党選挙協力を進めることにした。選挙で勝利したなら、新党大地民主党などとの政権協議に参加する。<<