鈴木宗男も所属する"野人の会"

5月8日に綿貫民輔衆院議長(国民新党)、中村喜四郎元建設相(無所属)、平沼赳夫経済産業相(同)、鈴木宗男元北海道・沖縄開発庁長官(新党大地)、下地幹郎衆院議員(政党そうぞう)の各衆院議員らが、この店に結集した。この顔ぶれの共通点は、かつて自民党に所属していたが離党した議員ということだが、一体、何の集まりなのか。
議員たちが集合した理由は、4月30日が綿貫氏の誕生日だったため、誕生会をやろうということだったらしい。だが、こういう面々が集まれば、話題はやはり自民党批判…ということになったようだ。
特に、メンバーの中には、平成17年に小泉純一郎元首相が仕掛けた郵政解散・総選挙をきっかけに自民党を離党した議員もいるため、小泉氏に対する厳しい批判の声が上がったという。ある出席者が「福田政権は裏で小泉純一郎元首相が動かしている」と述べたのを受けて、平沼氏が、「小泉氏が敷いた路線をとっているかぎり、そういう政権はだめだ」と発言した。平沼氏が現在の福田康夫首相だけを批判しているのか、その前任の安倍晋三前首相をも批判的にとらえているのかは、今後の政局を占う意味でも気になるところだが、いずれにしても、「われわれは非自公路線を貫こう」と威勢のいい発言まで飛び出し、うなずく議員も多かったと、出席者の一人は証言している。
ちなみに、この集まりは「野人の会」と呼ばれるようになったが、名付けたのは中村氏だという。

中々の面子で中々のネーミング。