鈴木宗男&ムルアカ氏 インタビュー / 鈴木宗男 四島ビザなし交流団に参加へ

■拘留されたときに分かった妻の愛

Q:この映画に出てくる主人公のテッサはすごく強い信念を持った女性です。彼女のような女性をどのように思われますか?
鈴木:まぁテッサさんがですよ、やっぱりご主人が外交官だから迷惑をかけまいとして、静かに動く。しかしこの静かに動くことを表に出さないことで、ご主人はある種の不安というか疑惑というか、不信感を持つ。しかし結果的にはそれは主人を愛するがゆえの行為なわけですね。尊い命がなくなってからそのことを知るっちゅうことは、とってもこれはかわいそうな、不幸な流れですね。しかし、死んでなお、妻がいかに素晴らしかったかと、彼女がいかにいいことをしたかということを、ご主人が体を張って実感するという……。このストーリーは、やはり感動ものですね。そして、この夫婦のきずな、わたし自身も逮捕、拘留されて家内自身が大変な苦労をしたけれども、家内がいつも「頑張れ!」と、わたしの尻を叩いてくれた。「信念を持って頑張れ! 闘え! 検察に妥協するな!」。そんな家内の思いは娘にも伝わっていましてね、娘はわたしが拘留されていた437日間、毎日弁護士の事務所、わたしの事務所にメールをくれましたよ。「お父さん、絶対自分の人生を否定するな、お父さんは人一倍働いてきたと、自分はその姿を見て頑張ってきたんだ」と言ってくれましたね。やっぱりこの映画と、うちの家族もなんか共通する所があってね、わたしはうれしく思いながらも、政治家として子どもたちに残していくのが、働く姿だと、人よりも頑張る姿だと、その後姿をみて子どもたちがまたちゃんとね、正しい道を歩いてくれればいいなと。そんな風に思っていますね、はい。

先日の映画試写会でのインタビュー。絡めるところはちゃんと絡めてきている。

鈴木宗男衆院議員(新党大地代表、比例道ブロック)が、今月中旬以降に根室を出発する本年度初の北方四島ビザなし交流の日本側訪問団に参加し、色丹島を訪れる。
鈴木議員の北方領土訪問は二○○○年十月以来、五年半ぶり。国後島の「友好の家」をめぐる問題などで、領土返還運動へのかかわりが減っていたが、実質的な活動再開となる。
鈴木議員は「国会議員枠に空きが出たので申し込んだ。ロシア政府、サハリン州がどれだけ島にテコ入れしているか確認したい」と話す。ただ、鈴木議員との関係を「清算」してきた外務省は困惑しており、「自民党内にも反発がある」(外務省筋)としている。
鈴木議員は一九九五年五月、国会議員として初めて北方領土渡航して以降、これまで七回訪問している。

19日発22日着の予定の第一陣に参加。