鈴木宗男 WBC疑惑の判定に怒る

◆ "元球児"「野球まで米国のイエスマンなのか」 ◆
アナハイムで12日(日本時間13日)に行われた「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」の日本−米国戦で、判定をめぐる騒動が起きたことについて13日、政界でも異論反論が噴出した。元高校球児でもある新党大地鈴木宗男衆院議員(58)は本紙の取材に「野球もイエスマンと思われた感じがする」と憤慨した。
◆ 西岡の判断は「的確だった」 ◆
宗男氏は地元・北海道で電話取材に応じ、「私から見ればとんでもない判断」と問題の場面を非難した。
宗男氏は足寄高野球部の一番・右翼手として活躍。100メートルを11秒台で走る俊足ランナーでもあったため、自分のことのように悔しさを感じている。8回1死満塁でタッチアップした三塁走者の西岡剛(ロッテ)について「三塁走者はコーチの指示に従うが、的確だった」と振り返った。
そして「真剣勝負の中、クレームに押されるというジャッジは残念だ。野球発祥の地でフェアでない判定は釈然としない」と語った。
過去に外務省と「不適切な関係」を指摘されたが、昨年9月の衆院選で国政に復帰してからは「国民の知る権利に奉仕したい」として外務省に質問主意書を連発。外務省からは「ムネオ・マニュアル」を作成されるほど、厳しい追及を続けている。
「BSE問題でもそうだが、きょうのジャッジを見ても、日米同盟という名の下に、日本を属国と思っている米国国民には多い」と指摘。「政治では、日本はアメリカの言いなりで、イエスマンと思われている。(その考えが)遂に野球まで来てしまったのかと残念だ」と悔しがった。
「(今後の試合は)堂々と、1、2点差ではなく、大差で勝って、どうだ!という実力を見せつけてほしい」とエールを送った。

野球においても対米強硬派。