田中真紀子 議員辞職

書給与ピンヘハネ疑惑が指摘され、国民からも「ノー」を突きつけられた格好の田中真紀子前外相(58)が9日午後、綿貫民輔衆院議長に対して議員辞職願を提出、許可された。突然の辞任劇に、永田町では「もはや、言い逃れもできなくなったほか、捜査当局の手が迫っていると考えたのか観念し、辞職で捜査をかわそうとしたのでは」(自民党中堅)との見方が強い。

田中真紀子ついに議員辞職

衆院議員を辞職した田中真紀子氏が9日、自宅前で会見した。辞職理由として、実質的な議員活動ができないことなどをあげた。
田中氏は自民党党規委員会で、2年間の党員資格停止処分を受けたことをあげ、「翼をもがれる思いで、実質的な国会議員活動ができない状態で、議員でいることは意味がない」と語った。
また、7月の衆院政治倫理審査会で秘書給与疑惑に関して弁明したことについて、「結果として、疑惑が完全に払拭(ふっしょく)されていない印象を国民が持っているなら、潔く身を処すべきだと考えた」と述べた。