埋め立て荒らしを華麗にスルーしつつTECHNO板に寄せられた書込み。
368 名前:TR-774 [age] 投稿日:02/06/24(月) 18:56 ID:???
ムネオハウスの誕生と進化
MUNEOHOUSEが生まれてはや、4ヶ月が過ぎようとしている。
曲制作はもちろん、パブリシティを行うウェブやジャケットを始めとする
デザインなど匿名の元、多くのクリエイティブがこの大きなムーブメント
を生み出した。
クラブイベントを妄想すれば、それはオーガナイザーや広報、DJ/VJ、
デコレーションまで、多くの人材が誰に強制されるでもなく挙手し、
開催された。
楽しむという能動的な行為による参加者は、パーティを大いに盛り上げ
シーンの形成を決定付けた。
そして、名無しだったコミュニティから名無しとは一線をかし、パーソ
ナリティを押し出すタレントが生まれた。
タレントの是非についてはここでは言及しない。不毛な議論になることは、
これまで執り行われた会話から明白だ。そして、それを語る意味は無い。
ここではただ、タレントが半ば自然発生的に生まれ、そして成長したという
事をもっとプリミティブに捕らえ、なぜそれが面白いのか、ヲチに値するのか
ということを語りたい。
タレントがタレントたる条件は、まずその言葉が示す通り、才能である。
才能を持つものは、多くのリスナーから支持され他者とは明確に分かれた
ポジション(=供給側)にまわることとなる。
注目すべきは、タレント側としても当初は同じ匿名であり、同じ「ある参加者」
だったことはないだろうか。
世の一般的なタレントを思い出していただきたい。
彼らは最初一般大衆であったことは間違いない。だが、タレントとなる過程には
必ず絶対的な供給側からの引き手が存在する。
これは大小どのような規模の世界でも同様で、他者に対してタレントたりえるには
引き手によるプロデュースが必要とされる。
しかしながら、当該シーンにおいては絶対的にマスをコントロールできる存在は
皆無といってよいだろう。なぜならば、参加者が自発的にそれを拒否してきた経緯
があるからだ。
その中から、同じ前を向いて歩いていた中から、一歩前に進み(多くの場合、他の
参加者から押し出される形で)後ろを向いて先導する者が生まれている。
この事は日本という前へ習え&出る杭は打たれるコミュニティにおいては、
注目すべきことではないだろうか。
この議論は特定の個人を叩くためのものでも、ムネオハウスを叩くための
ものでも無い。
冷静に考えていただきたいのだが、誰も先導者も無い状態から、シーンが
生まれ、妄想が実現し、タレントが確立していく過程を目の当たりにできた
ことは非常に幸運ではないか。
曲のクオリティ云々については専門とする諸氏にお任せしたい。
ただ、私のように「ムネオハウス」という現象をヲチすることに面白みを
感じている諸氏と、議論していきたく思っている。
初期にメディアへからの尖兵としてムネオハウスに尽力したモーリー氏は
このポイントに注目することが出来ず、失敗したと思っている。
JWAVEでのムネオハウス特集は、クリエイティビティに注目せず、2ちゃんねる
(若しくは2ちゃんねらー、ていうかチャンコロ)のアクティビティについて、
面白おかしく取り上げて終わってしまった感がある。
彼のムネオハウスへの参加経緯を考えると、彼が興味のあった匿名コミュニティ
のクリエイティブとは!?という所に突っ込みたかったという思惑を、参加者
自らに覆された感があるのではないだろうか。
テクノ板の住人、しかもムネオハウスという事象に興味の無い者にとっては
この議論が続くこと自体が迷惑かもしれない。
しかし、DJ・クラブ板から分割される前からこの板の住民だった私にとって、
ムネオハウス(いちいち言うのかっこ悪いけど)シーンの形成とマンネリ化、
そして凋落は、目から鱗が落ちる勢いで面白かったのだ。
「(ム)ウザイ」スレの住人は、初期設立時はテクノ板住民による、
対策愚痴スレだったが、中盤になるにつれ、ムネオハウス参加者からの
現状の問題点の提案と、調停と解決策を計るべく動いた、最も見所の
ある板だった。(楽曲におもしろみがなくなり、本スレが馴れ合い進行
になっていたため)
最終的にムネオハウスうざいスレの論調に全体が押し切られていった
経緯は、ネットでのクリエイティブという歴史を語るにあたって、最も
重要な事件の一つとして語ってもかまわないのではないだろうか。
あのとき、本気でムネオハウスが好きだったのは、ほかでもなくムネオウザイ
スレで今後を語り合った参加者達だった。
399 名前:TR-774 [マゲ] 投稿日:02/06/24(月) 19:53 ID:???
おい、すこし誘導は待とうぜ。
あの人の講釈をもう少し聞いてみたい。
401 名前:TR-774 [age] 投稿日:02/06/24(月) 19:58 ID:???
>>399
考えについては上で述べた感じです。
マジで、これだけアクティブな人材と参加者が集まる事ってないのよ。
文化祭とか大学祭ノリとかいうかもしれないけど、全然ちがう。
学祭は「学祭が決められてある」からやるでしょ。無かったとして、「学祭
やりたい!」っていっても、ほかがやってるからでしょ。
ムネオハウスは自発的なアクティブが集まって出来た、本当の創作者と
リスナーの祭りだったのですよ。
で、それがどうなるかを私はヲチしながら見守っているのです。
しかし、翌日には再び誘導埋め立てが頑張り始め、しかもこれをスレッドの最期までしぶとく敢行。身のある話はこの辺りまでとなり、続くTECHNO板のスレッドは埋め立てと意味の無い書込だけで費やされて終わっていきました。
これがTECHNO板のスレッドが輝いた最期の瞬間でした。