福田康夫官房長官 「核は持てる」発言 他

民主党岡田克也政調会長は30日の記者会見で、「亀井静香自民党)さんだけは、死刑の適用が必要です」と語った。超党派議員立法を検討している「死刑廃止法案」への対応を説明する中での発言。真意を聞かれた岡田氏は「今、死刑にしろと言ったのではありません」と強調しつつ、「彼が(死刑廃止議連の)会長になるのは皮肉なこと。いろいろかねてから、(スキャンダルなどで)うわさになる人だから」と釈明したが、同議連などから批判の声も出そうだ。

福田長官の爆弾発言は、「平和の祭典」といえる日韓共催のW杯サッカーの開会式を目前に控えた31日午後の定例会見で飛び出した。
先日、安倍晋三官房副長官早大の講演で「核兵器保有)は憲法上、問題ない」と発言したことについて問われての発言だった。
福田長官は「政治論としてはできない」と断りながらも、「私個人の理屈から言えば(核兵器は)持てるだろう。憲法上、もしくは法理論上、持ってはいけないとは書いていないと思う」。
その直後、別の政府首脳も国是である「核兵器を持たず、作らず、持ち込ませず」の非核3原則について、「今は憲法だって変えようという時代だから、国際情勢(の変化)や、国民が(核兵器を)持つべきだということになれば、変わることもあるかもしれない」と語ったのだ。