自民政倫審「鈴木宗男に責任有り」との報告書 / 加藤紘一 自民党離党 他

鈴木氏に政治的、道義的責任があるとされたのは(1)北方四島支援事業で工事建設関係者が鈴木議員事務所に一堂に会した公私混交(2)コンゴ(旧ザイール)大使の身分証明カード発給の際に外務省に介入するなどした私設秘書ムルアカ氏に対する監督責任(3)北海道の農地整備事業の予算執行で自治体や関係省庁への常識的な範囲を超え、品位を傷つけた対応(4)強引で公正を害し妥当性を欠く外務省などへの対応―の四点。

(1)国後島の「友好の家」(通称・ムネオハウス)について、北海道・根室管内で入札参加資格を満たすのが渡辺建設工業しかないと認識しながら「まったくそういった認識は持っておりませんでした」(2)私設秘書ムルアカ氏について、コンゴ(旧ザイール)の公務員と知りながら「私は、民間人という認識であります」―とそれぞれ証言、偽証の疑いがあると指摘している。

釧路市議会でも今週中に宗男氏の辞職勧告決議案が可決される見通しで、地元からは総スカンの状態。この状況では復活の目もほぼ絶望で、出される答えは「ノーモア・ムネオ」でどうやら間違いなさそうだ。

18日付の英紙ガーディアンは、田中真紀子前外相が「今の小泉純一郎内閣は森喜朗前首相にコントロールされた蜃気楼(しんきろう)のような政権」などと小泉首相を批判したインタビュー記事を掲載した。

海外メディアにだけ気前よく喋る田中真紀子

十八日午後、党政治倫理審査会に出席し、元秘書の脱税事件に対する政治的、道義的責任は免れないとして、離党を表明、山崎拓幹事長に離党届を提出した。

加藤紘一も離党。

証人喚問が行なわれた3月11日には、ライブ3万4,243件、オンデマンド4万3,431件の計7万7,674件と、最高アクセス数を塗り替える結果となった。<<