拿捕漁船 明日帰還へ

ウラジオストク共同】北海道広尾町のサケ・マス流し網漁船「第10邦晃丸」がロシア国境警備局に拿捕された問題で、日本外務省は31日午後、同船と乗組員計11人が解放され、停泊していた北方領土国後島の古釜布(ロシア名ユジノクリーリスク)を出港したと発表した。
外務省によると、邦晃丸は日本時間の午後7時ごろに古釜布を出港、9月1日朝に北海道根室市の花咲港に到着する見通し。船員らは約1カ月半、船内に留め置かれていた。
国後島の地区裁判所は31日、共同通信の取材に対し、「乗組員と船はいつでも日本に戻ることができる状態にある」と述べた。<<