安部首相 辻元清美にヤジ飛ばす / 松山千春 公演で安保法案に言及

安倍晋三首相が28日の衆院平和安全法制特別委員会で、民主党辻元清美氏の質疑中、席に着いたまま「早く質問しろよ」とやじを飛ばし、審議が紛糾する場面があった。民主党の抗議を受け、首相は陳謝した。
28日の審議では辻元氏ら民主党議員が、前日の審議で不適切な答弁があった中谷元防衛相に照準を合わせて追及。この戦法が首相を刺激したとみられる。首相はやじの後、「(辻元氏が)延々と自説を述べ、私に質問をしないというのは答弁をする機会を与えないということから言ったが、言葉が少し強かったとすれば、おわび申し上げたい」と述べた。
この日は、首相が積極的に答弁に立とうとする場面も目立った。首相は、いら立った様子で「(答弁者の)指名権は(質問する)委員にはない。そのことをよく勉強した方がいい。委員長が議事進行を仕切る」とも語った。 
首相のやじについて、民主党枝野幸男幹事長は国会内で記者団に「首相としてあるまじきことが堂々と全国民注視の下で起きた」と批判。民主党は特別委終了後の理事会で、首相が6月1日の委員会質疑冒頭で正式に謝罪するよう要求した。(2015/05/28-19:03)

松山千春が28日、東京・丸の内の東京国際フォーラムで春の全国ツアー「伝えなけりゃ」の東京公演を行った。
5000人のファンを前に「旅立ち」「銀の雨」「かざぐるま」「季節の中で」など代表曲のメドレーから新曲「Look me」まで17曲を披露した。
得意のMCで国会で論戦が始まった安保法案に言及した。「オレは自衛隊専守防衛だと思っている。後方支援といって米国のケツにくっついてやるべきでないし、100発の弾丸をつくるなら1つの教育施設をアフリカや中東に。戦車1台つくるなら難民支援に。100年後の人たちが『日本がこんなになったのはあの時からだ。2015年に生きた人間は無責任だった』と言われないように」と語りかけた。
全国ツアーは7月3日、北海道・ニトリ文化ホールまで全国25カ所、29公演。<<