山崎拓 次期衆院選出馬断念 / 鈴木宗男 松下忠洋から遺書 & 松山千春は「全国で通用する」発言

自民党山崎拓前副総裁(75)は15日、福岡市内で記者会見し、次期衆院選福岡2区に立候補しない意向を表明した。政界引退については明言せず、26日の党総裁選の結果を踏まえて決断する考えを示した。
山崎氏は会見で「通常国会の会期末までに衆院解散に至れば必ず出馬する、解散・総選挙にならなければ後進に道を譲る、と発言した。発言の責任を取るために決断した。けじめは必要」と不出馬の理由を説明した。政界引退については、「総裁選で、私は派閥の会長として石原伸晃幹事長を強力に応援しており、総裁選の結果を踏まえ進退問題について取り決めたい」と述べた。 
山崎氏は2009年の前回衆院選で落選。その後、山崎派会長として政治活動を続け、次期衆院選での党公認を目指していたが、党本部には高齢などを理由に公認に慎重な意見もあった。
山崎氏は、1972年の衆院選に旧福岡1区から出馬し初当選、以後12回当選。この間、防衛庁長官、建設相、党幹事長などを歴任した。(2012/09/15-15:52)

自殺した松下忠洋前金融・郵政民営化担当相が、新党大地・真民主鈴木宗男代表に遺書を残していたことが分かった。鈴木氏が15日、札幌市での会合で語った。鈴木氏によると、自殺前日の9日付の遺書には「必ず(国会議員に)復帰して、北方領土問題解決に力を振るってほしい」と書かれていた。鈴木氏は会合で「松下大臣がこん身の力で書いたこの遺書を重く受け止め、いかなる環境、立場でも結果を残していきたい」と述べた。 
鈴木、松下両氏は自民党出身。同党政権時代にはともに農林族のうるさ型として知られ、親しい関係だった。(2012/09/15-22:56)

新党大地・真民主鈴木宗男代表は15日、次期衆院選で擁立を検討している歌手の松山千春氏について、札幌市内で記者団に「あれだけの知名度、あれだけの人生を歩んできた人だから、全国的に通用する」と述べた。鈴木氏は先に、民主党鳩山由紀夫元首相の対抗馬として北海道9区からの擁立に言及したが、同区以外も選択肢に幅広く検討する考えを示したものだ。松山氏が出馬を判断する時期について、鈴木氏は「衆院解散が決まってからで十分」と語った。 (2012/09/15-22:15)