北方領土ビザ無し交流 日本語講師帰根

北方領土のビザなし交流で色丹島択捉島に派遣されていた日本語講師4人が23日、根室港に戻り、市内で記者会見した。6月21日から1カ月間の期間で、派遣されたのは紀絵巳(埼玉県)、中澤佳子(千葉県)、岡田有美子(千葉県)、入山美保さん(茨城県)。色丹島では2カ所で、大人と子どもにレベル別に52人、択捉島では子ども1クラスと大人をレベル別に分けて57人に指導した。ロシア人が日本語を学ぶ動機は「ビザなし交流のため」が最も多いという。5回目の派遣となった岡田さんは今回、初めてホームビジットを教材に用いたところ「初心者も短期間で一連の会話ができるようになり、好評だった。向こうのニーズに少しでも近づけて良かった」と話していた。<<