背中を押した形の後援会は「『またブレた』と批判されるのは覚悟のうえだ」(幹部)と態勢立て直しを急ぐが、住民からは「言葉が軽い」との声も出ている。
批判は覚悟の上だそうです。
「辞めるのをやめました」との鳩山氏の最終決断。政治家の自由意思と冷静に受け止める一方、ころころ変わる言葉の軽さへの批判や政治不信を募らせる声が相次いだ。
釧路市の元水産業小林久太郎さん(78)は「沖縄・普天間問題にしても言葉に重みがない。最近は政治のことをテレビで見ていていると腹が立つ。こういう風にした責任は鳩山さんにある」と厳しい。
札幌市中央区の男性会社員(54)は「いったん辞めると言ったものを今度は続けるなんて信用ならない。支援者や周りが言ったから続けるというのは流されている印象。本人に一貫性がないと、政治家としての信用性もついてこない」。士幌町の農業佐野俊孝(としゆき)さん(38)も「辞めると言った以上は辞めた方がいい。政権交代の当初は期待したが、普天間の対応でだめだと感じた。彼の役目はもう終わっていると思う」と話した。
こちらも批判的な論調。
自民党の小池百合子総務会長は19日、都内の会合であいさつし、民主党の鳩山由紀夫前首相の引退撤回を「外交関係をおかしくしたのが鳩山氏だ」と批判した。
小池氏は、鳩山氏が理由に首相経験を生かした外交への関与を挙げたのは問題だと指摘。引退宣言の撤回を「ハトだと言っていたのにサギ(詐欺)だった」と強調した。同時に「民主党政権が永らえれば日本の国益が日々失われる」と述べた。<<