4/2 東京スポーツ19面にムネオハウスが掲載

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あの恫喝トークがサク裂 宗男ハウスミュージック ネットで大ブレーク

最近すっかり影の薄い"無所属"鈴木宗男議員(56)と秘書給与詐欺疑惑で辞職した辻元清美前議員(41)が、なんとひそかにラッパーデビュー!?インターネット上で「宗男ハウス」なる音楽を確立し、若者の間で大ブレークしている。
以上です委員長
宗男喚問(先月11日)の"VS辻元バトル"から、辻元ネコババ辞職(先月20日)に発展した一連の騒動では、今年の流行語大賞も狙えそうな名言・珍言がたくさん生まれた。ネット上では今、これらの宗男・辻元発言をクラブミュージックと融合した「ムネオハウス」が誕生。楽曲が次々と制作され、関連サイトにアップされている。「デジタル音楽の1ジャンルである『ハウス(アシッドハウス)』と『ムネオハウス』の名称を引っ掛けた洒落でありまして、これまパロディーなんです。と同時にですね、政治・マスメディアに対するアイロニーでもあるわけです。(中略)以上です。委員長!」。
あの独特な宗男氏のしゃべり方をまね、関連サイトでは「ムネオハウス」をこう説明している。
きっかけは、2月14日未明、有名掲示板「2ちゃんねる」に書き込まれた音楽ジャンル「ムネオハウス」に関するパロディー紹介だった。これに呼応した"2ちゃんねらー"が曲を制作し、次々アップ。そのペースは宗男喚問を境に増し、現在はなんと約80曲がリリース済み。人気ラジオ番組も取り上げ始めるほど曲のクオリティー、完成度は高く、約10曲ごとにアルバム収録、各アルバムごとにジャケットデザインまである。今は第8弾アルバムの制作途中。
ムルアカも登場
この一大ムーブメントの立役者は、「ド忘れ禁止法」「疑惑の総合商社」などの名言を残し、その後たった2週間で"ミイラとりがミイラ"になってしまった辻元氏。「MC Tsujikiyo」がネット上のアーティスト名で、「今をときめく、女性ラッパーの第一人者。その攻撃的なMCで、相手の能力を限界まで引き出す。伝説のラッパーMC Otakasanの直弟子という話は、あまりにも有名」と紹介されている。
皮肉の最たるものは、証人喚問などで飛び出した発言を合成し、追及される立場から一転し辻元氏をバ倒しまくる宗男氏の"反撃"だ。
「Tsujikiyo Memory」なる曲では、宗男喚問での辻元発言「ごまかすな」に対し、「ブス!」という宗男氏の声が延々繰り返される。
また宗男氏の"田中角栄モノマネ"をリミックスした「Munekiyo-LOVE-」では、「私は辻元先生とデキております」「何回かイッてると思います。3回か4回はイッてると思います」というエッチ発言が入る(元は、辻元の質問「アフリカには何度行ったか?」に対する宗男氏の答弁)。
脇役の存在も欠かせない。
宗男秘書のムルアカ氏が報道陣の直撃に逆ギレした時のの様子や、田中真紀子議員が外国メディア取材で小泉批判した時の冗舌英語をベースにした曲もある。最近では加藤紘一元幹事長の"辞職しない会見"もラップに使われている。
宗男氏→辻元氏と、メーンのラッパーは騒動の変遷とともにチェンジ。この流れで行くと、次に台頭してくるのは"伝説のラッパー"おたかさん(土井たか子社民党党首)あたりか!?本筋である宗男・辻元騒動とともに「ムネオハウス」からも目が離せない展開になっている。
(醍醐竜一)
醍醐竜一 「宗男ハウスミュージック ネットで大ブレーク」 『東京スポーツ』 2002年4月2日号 19面