堀江メール問題 自民党受けて立つ構え

ライブドア前社長の堀江貴文被告から武部勤幹事長の二男への資金提供疑惑で、自民党が反撃に打って出た。17日午後の衆院予算委員会逢沢一郎幹事長代理(51)が二男の預金口座などを調べた結果、「そのような事実はなかった」と指摘した上で、立証責任は民主党永田寿康氏にあると強調。事実の証明ができないならば名誉棄損にあたると訴え、逆襲に転じた。
「根拠のない情報を元にして、人を傷つける行為に対して極めて遺憾に思っている。野党だから与党を批判するのは結構だが、批判の中にもやはり礼がある」
小泉純一郎首相(64)は予算委で、永田氏の爆弾発言についてこのように批判。安倍晋三官房長官(51)も「事実関係を明確にしなければ、ただの怪文書と同じだ」と反論した。

与党は同日夜、16日にこの疑惑を取り上げた民主党永田寿康氏に対する懲罰動議衆院に提出。民主党逢沢一郎自民党幹事長代理に対し、集中審議で民主党を批判した発言が不適切だとして、懲罰動議を出した。20日の衆院議院運営委員会の理事会で取り扱いを協議する。
また民主党は17日午後の予算委理事会で国政調査権の発動を求めた。 <<