国会で異例の「親子対決」…鈴木貴子外務副大臣、父・宗男氏の質問に「時には反面教師に」

日本維新の会鈴木宗男参院議員が31日の参院予算委員会で、長女で自民党に所属する鈴木貴子外務副大臣に質問する一幕があった。国会では異例の「父子共演」となった。


宗男氏は、貴子氏が5月上旬にケニアルワンダを訪問した成果について尋ねた後、「アフリカの支持がないと日本の国際社会での名誉ある地位はない。あなたもそういう認識か」と質問した。


答弁に立った貴子氏は「アフリカに赴き、鈴木宗男先生のご功績も何度となく耳にしてきた」と父親を持ち上げつつ、「さらなる関係構築に向けて、鈴木宗男先生からもご指導いただきながら、時には反面教師とさせていただきながら頑張っていきたい」と締めくくった。皮肉交じりの答弁に場内からは笑い声が上がった。

日本維新の会鈴木宗男参院議員が7日の参院外交防衛委員会で、自身を対象とした外務省内の「マニュアル」をめぐり、長女の鈴木貴子外務副大臣にその存在をただす一幕があった。


貴子氏は昨年の副大臣就任時、かつて宗男氏への対応要領が作成されたことを念頭に「影響力を持つ政治家にはマニュアルが存在するとの伝説がある」と言及していた。宗男氏はこの発言を取り上げ「マニュアルはあったのか」と質問。貴子氏は「マニュアルではなく取扱注意書だと、ご丁寧にご指導いただいた諸先輩もいる」と答弁した。