知床観光船遭難事故 ロシア国境警備隊 国後島西方沖で漂流者を目撃 救助は出来ず / 沈没した観光船発見

ロシアの国境警備局から第1管区海上保安本部に寄せられた連絡によりますと、27日午後1時ごろ、ロシアの警備艦北方領土国後島の西方沖で救命胴衣を身につけて漂流する人を目撃していたということです。
当時、現場海域は天候が悪く、救助できないまま見失ったということですが、海上保安本部は目撃された状況などから観光船の乗客か乗員の可能性があるとみています。


また、ロシアの警備艦が海から引き揚げたリュックサックには、これまでに死亡が確認されている人と同じ名義の銀行カードが入っていたということで、日本側に引き渡してもらうよう調整中だとしています。


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北海道・知床半島沖で乗客乗員26人が乗った観光船「KAZU 1(カズワン)」=19トン=が遭難した事故で、救助要請があった付近の水深約120メートルの海底に沈んでいる船が29日見つかった。第1管区海上保安本部は、この船をカズワンと特定。不明者が船内に残されている可能性があり、水中カメラで内部の確認を進める。新たに4人の犠牲者の氏名も公表した。

 事故は30日で発生から1週間。29日時点で死者は14人、不明者は12人となった。


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