外務省外交青書 「北方領土は"不法占拠"」の表現 19年ぶりに復活 / ロシアは反発

林芳正外相が22日の閣議に報告した2022年版外交青書はロシアや中国への懸念を鮮明にした。ロシアとの関係を「極めて重要」とした従来の記述を削除した。北方領土を巡る表現でも19年ぶりに「不法占拠」との表現を復活させた。

ロシアのペスコフ大統領報道官は22日、日本の2022年版外交青書北方領土を「日本固有の領土であるが、現在ロシアに不法占拠されている」と明記したことを受け、「四つの島は全てロシアの不可分の領土だ」と反発した。タス通信が報じた。