国後から来たロシア人男性 服は標津で買っていた

道東の標津町でロシア人の男性が見つかり「亡命のために来た」などと話している問題で男性が上陸後に町内で服を購入していたことが分かりました。
複数の関係者によりますと、ロシア人の男性は19日夕方ごろ標津町内で見つかりました。

無人の駐在所の前にいた男性に、町民が声をかけたところ言葉が通じないため不審に思い、中標津警察署に連れて行ったということです。

また、ロシア人男性がこの日の午前中に標津町内の量販店で服などを購入していたことが分かりました。

店の関係者によりますと男性は40代くらいで青いつなぎのような服を着ていて、帽子をかぶりメガネをしていたということです。

購入したのはルームウエアのような上下と下着、靴、ジュース2本で支払いは現金だったということです。

(後略)

在札幌ロシア総領事館は8月22日にSNSで「男性とは接触していない」としたものの「男性はゴムボートを利用して北海道に渡った」としています。

男性は日本円を所持し、町内の量販店で衣類や飲み物などを購入していました。

地元メディアによりますと、男性は国後島南部の泊地区で暮らしていたということで、標津町までは約25キロ海を渡ってきたことになります。