LINER NOTES DISK 02 by MIRROR@LOUNGER

M-KID氏によるアルバム全曲レビューの2ndアルバム分。


Disk02

[DISK: 02]House 4 Islands


[01]HAPPYMUNEO

tateroll

美しいメロディーラインが印象的なミニマルトラック。幸せに毎日をくり返すムネオを美しく形容する事が皮肉的な響きを帯びている。


[02]munemal

作者不明

ラウドなムネオヴォイスを静かな空間から垣間見る。アソコのマイクは他人事のようにその様子を茶化す。このマイクは政治に冷たい視線を投げかける国民のメタファーなのではないだろうかと深読みしてみるテスト。


[03]muneo de beat

MuNeO

徹底的なミニマリズムによって叩き付ける数々のムネオヴォイス。これは明らかにムネオ批判の色を帯びている。意外にもこの手のナンバーはかつて無かったのだ。


[04]A Target Of Criticism

ムネオハウサー

あら探しの標的となったムネオ氏のてんてこまいぶり。その様子は、あら探しする側の人間には滑稽に映るに違いない。そしてそれがこの曲になった。強い社会性を持ったメッセージを暗に含む音楽が何気なく紛れ込んでいる。


[05]Our Friend

NiGHT TAXi

底抜けに脳天気なメロディに辛辣なヴォイス。このミスマッチは複雑に見えがちな『政治問題』を単純な『ガキの喧嘩』に昇華させる。ムネオハウスの今後の展開を、この曲から見るとが出そうだ。


[06]DO.WA.SU.RE

G3

コンセプトは前曲『Our friend』と同じところにあるであろう。非常に馬鹿馬鹿しいということを笑い飛ばすのだ。実はこの笑いの中には怒りが込められているのだが、それを表に現わさないところがムネオハウスの『イキ』なのである。


[07]murucore rev

G3

muru coreの逆回し。非常に馬鹿馬鹿しい。発想もアホだと思う。でも、爆笑してしまいました。


[08]総合商社

Shikaraba

ムネオの後ろ暗さと、開き直りを描いている。この裏腹な難しい題材を料理する素晴らしい職人技を是非聴いてもらいたい。だが、人間の内面を描く事は諸刃の剣だ。見すかして笑い飛ばす事もできるが、同情の念も生まれてくるからだ。問題作。


[09]anokoromo

hksound

非常に人気のある曲。エンディングの位置にあるのだが、何かの始まりを予感させるこの曲はムネオハウスの伝説がまだまだ続く事を示唆しているように思える。

LINER NOTES DISK 02 (404) / [mixi] 楽曲解説アーカイブ コメント[2] (要ログイン)

備考

元ページのデータが全く無い状態からの復元のため、解説文のテキストのハイライト、作者名の表記、「【作者様解説】」の欠落等、2002年当時に実際に公開されていたものとは異なっている可能性があります。