菅官房長官 プーチン大統領からの手紙明かす

菅義偉(すが・よしひで)官房長官は24日の記者会見で、ロシアのプーチン大統領から安倍晋三首相宛に「日露間の協力を継続させたい」と新年を祝うメッセージが9日付で届いたことを明らかにした。
菅氏はメッセージについて「一般的な内容の新年の祝辞が届けられた」と説明。政府関係者によると、メッセージは恒例のもので、新年のあいさつに加え家族の健康を願う言葉が添えられていたという。首相は返礼のメッセージを送り、信頼関係の醸成に努める考えだ。
首相は北方領土問題の解決に向け、日露間の政治対話の継続を重視している。11月にトルコで開かれた20カ国・地域(G20)では、事務方で不調に終わった首脳会談の調整を自らプーチン氏と行った。
日露間で調整していたプーチン氏の年内来日に関しては、ウクライナやシリア情勢から見送られたため、期限を設けずに実現を目指すことで一致している。<<