安倍首相 プーチン大統領に北方領土問題での前向きな対応を促す

安倍晋三首相が11月の日ロ首脳会談で、北方領土問題に関し、かつてプーチン大統領が使った「引き分け」という表現を引き合いに、進展には双方の柔軟な対応が必要だと説くとともに、前向きな姿勢を促していたことが分かった。プーチン氏は理解を示した上で、首相にロシアの地方都市への訪問を要請した。日ロ外交筋が15日明らかにした。
引き分け決着はプーチン氏が、2度目の大統領に就任する前の2012年3月、一部外国メディアとの会見で発言。譲歩の姿勢をにじませたとして真意が注目された。<<