北海道知事選 民主党 15日に対応決定

民主党北海道は12日、道知事選(3月26日告示、4月12日投開票)の候補者選びについて、15日に札幌市内で連合北海道、北海道農民政治力会議との3者でつくる北海道政権戦略会議を開き結論を出す方針を固めた。出馬表明しているフリーキャスター佐藤のりゆき氏(65)の支援を軸に最終調整している。
民主党北海道の知事選対応をめぐっては、横路孝弘代表に近い党関係者が11日、札幌市内で徳永エリ参院議員(53)=道選挙区=に出馬を要請したが、徳永氏は国政課題への意欲などを理由に断った。これに先立ち、横路氏が検討した勝部賢志幹事長(55)の擁立も、支持組織との調整が難航し頓挫。告示まで1カ月半となる中で独自候補擁立は極めて困難な情勢となっている。
独自候補を擁立できなかった場合には、自主投票の可能性も残るが、党内や連合北海道内では、旧社会党時代から知事選で毎回候補者を立ててきた基本姿勢を踏まえ、「選挙戦に関与しない選択はあり得ない」と否定的な意見が大勢だ。
一方、党内や連合北海道内では高橋はるみ知事(61)の4選阻止には対立候補の一本化が必要として佐藤氏支援を求める声が強まっており、複数の党北海道関係者は12日、「佐藤氏支援の方向だ」と指摘。党本部の「推薦」か、党北海道独自の「支持」にとどめるかなど、支援形態について詰めの協議が必要との認識を示した。関係者の一人は「15日には結論を出す」としている。

 道知事選では、民主党選挙協力する新党大地鈴木宗男代表が佐藤氏支援に強い関心を示しているほか、共産党道委員会も佐藤氏支援を検討している。<<