ロシア 国後・択捉に軍駐屯地区 来年12月完成

【モスクワ田中洋之】ロシア国防省傘下の建設会社スペツストロイは5日、北方領土択捉島国後島に1カ所ずつ新設するロシア軍の駐屯地区が2015年12月に完成する見通しだと明らかにした。
同社によると、軍駐屯地区の面積は択捉島が約14ヘクタール、国後島が約12ヘクタール。双方に合わせて163の建物と94の施設を建設。この中には寄宿舎や幼稚園、学校、文化娯楽センターも含まれる。今年9月に整地を終え、工事を進めているという。
ロシアは北方領土に駐留する軍の近代化を進めており、スペツストロイ社は駐屯地区の新設について「軍の戦闘準備を確保し、国防能力の向上につながる」としている。<<