REPLAY 2002-2004

サークル「『放課後』編集部」発行の"平成生まれが振り返る中学生時代のカルチャー"をテーマとする同人誌「REPLAY 2002-2004」が本日開催の第17回文学フリマで頒布。同誌内「FLASH AGE」のコーナーでKIKIDOG作「i wanna be a muneo 2002 PV」が紹介されていました。

Chapter : 1 ここから始まり それからも --- 空耳・音MAD ---

ひとつの「空耳」ネタがFLASH自体の開幕を全世界に告げて移行、インターネットの風景は劇的に変化した。
文字と画像ばかりだった世界は鮮やかに動き出し、鳴り始め、いくつものムーブメントが生まれては拡散していった。
その過程で発生した初めての「音MAD」祭りは、同時に最大規模のものとなった。
ディープな人々の密かな娯楽は爆発的にメジャー化し、音源・映像・職人・視聴者すべてを巻き込んだ現在の流れができあがった。
これらの系譜は動画サイトの時代が来た後も脈々と受け継がれ、また新たな時代を築き上げてきた。今このときも新たなネタは作られ続け、誰かに届く瞬間を待っている。
(中略)

『I wanna be a muneo 2002』

史上最大級の音MADムーブメント『ムネオハウス』初期につくられた一作。この祭りはワイドショーにも取り上げられ、実際にクラブイベントが開催されるほどに巨大化していった。
『放課後』編集部「Flash AGE」『REPLAY 2002-2004』(2013) p.76

次ページでは「Miyoco」こと奈良の騒音おばさんネタが「音MADムーブメント」、MAD GEARは「対話型の音MAD」と紹介されていました。

備考

記事投稿日: 2020年10月21日