鈴木宗男 再審請求 新証拠に「尋問シナリオ」他

受託収賄など四つの罪で実刑判決が確定し、服役した新党大地代表の鈴木宗男衆院議員(64)が29日、東京地裁に再審を請求した。弁護団は、検事が証人尋問の際に作成したとされる「尋問シナリオ」など8点を無罪の新証拠としている。
記者会見した鈴木氏は「間違った権力行使で人生を狂わされた私以外の人たちのためにも頑張りたい」と述べ、弁護人の弘中惇一郎弁護士は「検察側証人が記憶に反し、検察のシナリオ通りの証言を強いられていたことが判明した。これは確定判決をゆるがす重要な証拠だ」と指摘した。

始まりました。

民主党の壊滅的敗北と予測され、大物議員の落選危機説が囁かれるなど、“大波乱”が予想される今回の衆院選。総理経験者であっても、危ない立場だという。
原発事故への対応ミスから、評判を著しく落とした菅直人前首相(東京18区)。野党時代から10回連続当選、30年間負けなしと、選挙では抜群の強さを誇ってきたが、今回はかなり際どいという。
自民党から出る土屋正忠さん(70才)は、2005年まで地元の武蔵野市長を6期22年も務め、相当強い支持基盤を持っています。前回は落選しましたが、雪辱に向けて3年間、着々と準備を重ねてきたので、菅さんはかなり危ない」
と、政治ジャーナリストの細川珠生さん。菅前首相はここ数回の選挙はほとんど夫人に任せきりで、地元に入るのは数える程度だった。ところが今回は、地元の夏祭りの盆踊りや青空市、小中学校の学芸会や運動会などにも積極的に参加。そこには、こんな裏事情もあるようだ。選挙分析の第一人者で政治ジャーナリストの野上忠興さんは、こう分析する。
「普通なら、前の総理は応援で他の選挙区を回らなくてはいけないのに、まったくお呼びがかからない(苦笑)。ビール箱でつくった手作りの台に立ち、“原発ゼロ”と書いて必死に辻立ち演説をしているようですが、落選の危機にあることは間違いない」
※女性セブン2012年12月13日号<<