衆議院解散 / 鈴木宗男の再審請求 遅れる見込み / 馳浩 田中真紀子を怒鳴りつける

野田佳彦首相が16日行った記者会見の要旨は次の通り。
本日、衆院を解散した。政治生命を懸けた社会保障と税の一体改革を実現する際、「近いうちに国民に信を問う」と言った約束を果たすためだ。決められない政治が続いてきた。その悪弊を解散することで断ち切りたい。(政治を)前に進めるのか、政権交代前に時計の針を戻して古い政治に戻るのかどうか問われる選挙だ。
五つの政策分野で訴えたい。第一は、社会保障だ。財源に消費税を充てるこの改革をやり抜く。この一線は決して譲ることはできない。
二つ目は、経済政策の軸足をどう置くかの選択だ。自民党は、国土強靱(きょうじん)化計画の下でこれからの経済を語ってくると思うが、従来の公共事業をばらまく政策で日本が再生するとは思わない。国益を守ることを大前提として、守るべきものは守り抜きながら、環太平洋連携協定(TPP)などの経済連携を推進していきたい。
三つ目は、エネルギー政策の在り方だ。脱原発依存の方向感を持つ政党が勝つのか、従来のエネルギー政策を持つ政党が勝つのかが問われる選挙だ。四つ目は、外交安全保障だ。大局観を持って、冷静に現実的な外交安全保障政策を推進する姿勢を堅持したい。強い外交と言葉だけ踊っても意味はない。五つ目は政治改革だ。世襲政治家が跳梁跋扈(ちょうりょうばっこ)する古い政治に戻ることがあってはならない。
−一体改革で協力を得た自民、公明両党との選挙後の連携は。
選挙結果がどうなっても3党で合意しているのだから、共同で責任を取っていかなければいけない。
自民党安倍晋三総裁がインフレ目標を設定しての無制限の金融緩和を唱えていることについては。
仮に政府が金融政策の具体的な方法や目標を定めていくという主張であれば、中央銀行の独立性との関係で問題が出てくる。デフレを脱却し、経済を活性化するため、政府と日銀が緊密に連携しなければいけないのは間違いない。日銀の独立性も担保しながら、適時果断に判断してもらうのが望ましい。
衆院選の勝敗ラインは。
まず(民主党が)比較第1党になることが大事だ。(2012/11/16-22:29)

(前略)
<検察が偽証強要の動かぬ証拠>
「一連の事件では、鈴木前議員に不利な証言をした証人らが後になって次々と『検察にムリヤリ言わされた』などと暴露している。具体的には、検察側は証人にあらかじめ脚本を渡して出廷前にひたすら暗記させ、記憶と全く違う内容にもかかわらず、『法廷ではこう言え』と迫ったのです。検察が法廷で偽証を強要するなんて犯罪です」(司法ジャーナリスト)
検察の偽証強要疑惑は以前から指摘されているが、伝聞の域を越えなかった。
ところが、弘中弁護士は検察官が作った“偽証脚本”を入手したという。弘中弁護士に確認すると、「集めている証拠の中のひとつ」と認めた上で、こう続けた。
「今は(再審請求に向けての)作業中で、メディアに明かせることはない。再審請求は(当初予定の11月中よりも)少しずれ込むと思います」
“ブツ”が出たきた再審請求の行方は見モノだ。

高裁以来先日の元林野庁長官相手の地裁判決まで偽証を主張しても尽く退けられてるんですが、さてどうなんでしょうね。

(前略)
確かに年内解散の噂はあったものの、この日の野田首相の解散宣言は、どう見ても“やけっぱちな印象”だ。その謎を永田町関係者は、こう解説する。
「決断したのは、12月のロシア訪問が中止になったからでしょう。トップ会談をして北方領土問題に一定の解決の筋道をつけ、それを手土産に信を問うつもりだった。それが駄目になったんだから…。ロシア側の関係者から聞きましたが、プーチン大統領は、2島先行返還と平和条約締結について『交渉の門戸は閉じていない』というスタンスだったそうです」と明かす。
2島とは歯舞島、色丹島のこと。確実に返還されるというところまでまとまっていたわけではないが、少なくとも交渉することにはロシア側も前向きだったという。しかし、野田政権の死に体ぶりを察知したロシアが訪ロの延期を求めていた。なくなるかもしれない政権と話すことではないからだ。
過去に北朝鮮へ訪問して拉致問題を解決した上で解散という計画が、ご破算になったことを本紙も報じたが「訪朝計画のロシア版ということ。2島先行に異論はあるでしょうが、だからこそ信を問う理由になり得ました」と前出の永田町関係者。
(後略)

もはや誰も止められない。12日の衆院予算委員会馳浩衆院議員(51)の怒号が響いた。馳氏は大学不認可問題で田中真紀子文科相(68)を追及したが、なんと真紀子氏はヘラヘラと薄笑いを浮かべ、のれんに腕押し状態。歩み寄ろうとする馳氏に対して、真紀子氏は最初から最後まで心を許すことはなかった。
馳氏が「田中大臣とは長い付き合いで、よく知っている」と政治家同士よくある社交辞令を発すると、真紀子氏は「馳さんとはそんなに親しくない」とピシャリ。このひと言で一気に不穏なムードに包まれた。
馳氏は、7日の衆院文科委員会で真紀子氏が「新しい大学設置基準を作って、3大学もそれで審査する」との意見を、最後には「3大学は現行制度でやる」にひっくり返したことへの説明を要求した。
すると真紀子氏は「馳さんの思う通りになったんですよ。よかったじゃないですか〜。よくなかったんですか〜」と小ばかにしたような表情をみせた。
怒りを押し殺す馳氏は「ここまで開き直られるとは思わなかった。3大学にはちゃんと謝罪したのか。電話一本でも入れたのか」とさらに追及。しかし、真紀子氏は閣僚席でニヤニヤ。さすがの馳氏も「笑っている場合じゃないですよ!」ブチ切れたのだ。
まともなコミュニケーションがとれない状態といえる。そんな真紀子氏が朝鮮学校無償化にまで暴走しそうというから大変だ。
民主党関係者は「そもそも北朝鮮と国交を結んでいないのに、なぜ朝鮮学校の無償化が議論されるのか不思議だ。順番が違う」と指摘。こんな意見も真紀子氏には届かないだろう。<<