鈴木宗男関連裁判 元林野庁長官への賠償請求棄却

あっせん収賄事件で虚偽の証言により有罪判決を受けたとして、新党大地・真民主鈴木宗男代表が、刑事裁判で証人となった元林野庁長官を相手に3300万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が29日、東京地裁であり、深山卓也裁判長は鈴木代表の請求を棄却した。
元長官は刑事裁判で、官房副長官だった鈴木代表から、北海道帯広市の木材会社が不利益を被らないよう強く要求されたと証言したが、鈴木代表は虚偽だと主張していた。深山裁判長は「証拠を検討しても、虚偽の証言をした事実は認められない」とした。
同事件で鈴木代表は、木材会社側から違法伐採に伴う行政処分に関して口利き依頼を受け、現金を受け取ったとして実刑判決が確定。服役後、昨年12月に仮釈放された。(2012/08/29-19:22)

もう一方の元港湾部長への同じ偽証での損害賠償請求はどうなるでしょうね。
あとこの一連の裁判は賠償金が欲しいのではなく、民事で偽証の認定を出させ、それをもって再審請求で最高裁実刑判決をひっくり返すのが目的ですのでそのへんお忘れ無く。

受託収賄などの罪で実刑が確定し、服役した新党大地・真民主鈴木宗男代表(64)が、自身の1、2審で事実に反する証言をされたとして、伴次雄元林野庁長官(71)に3300万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が29日、東京地裁であった。深山卓也裁判長は「虚偽の供述や証言などをしたという事実を認めることはできない」として、請求を棄却した。鈴木氏は控訴する方針。
訴状によると、北海道帯広市の製材会社「やまりん」が受けた行政処分について、伴氏は「損害を随意契約で取り戻させるよう鈴木氏から不正な働き掛けを受けた」などと証言。鈴木氏側は「客観的証拠と明らかに異なる内容」としていた。
鈴木氏側は「働き掛けを行ったのは林野庁出身の松岡利勝農水相(故人)だったが、伴氏らが組織的にすり替えた」などと主張したが、深山裁判長は「そのような事実を認めるに足りる証拠はない」と退けた。

なので当然控訴します。