鳩山邦夫 「兄はサメに食われた」

 政府・与党の反対論を無視して、イランを訪問した民主党最高顧問(外交担当)の鳩山由紀夫元首相(65)に対し、自民、公明両党は国会への参考人招致を求める方針で一致した。弟の鳩山邦夫総務相(63)は夕刊フジの取材に応じ、批判が殺到している兄に苦言を呈した。
「兄が悪気があってやっているとは思わない。大魚を得ようとして、サメに食われたような感じではないか」
邦夫氏は、今回の騒動をこう語った。
(中略)
邦夫氏は「兄は周囲に『利用されるから行くな』といわれても、『逆に、成果があったら称賛を浴びる』という狙いで行ったのだろう。案の定、イランに(都合よく)利用された。鳩山政権が行き詰まった米軍普天間飛行場移設問題とまったく同じ構図だ。イランに優しい言葉をかけて、何かを引き出そうと思ったのだろうが、『友愛』は少なくとも外交では通用しない。言動に責任を持ってほしい」と話した。
(後略)<<