鈴木宗男 仮釈放後初の北海道入り / ロシア 国後・択捉に軍事区域建設へ

受託収賄罪など4罪で収監されていた新党大地代表の鈴木宗男衆院議員(63)が16日、6日の仮釈放後初めて北海道入りした。出身地・足寄町で後援会の会合に出席し、支援者を前に「元気に古里に帰ってくることができたのは、皆さんの支えがあったから」と述べた。
鈴木前議員は釧路空港から足寄入り。会場に着くと約130人の後援者と握手を交わし「今日の握手は何ものにも代え難い」とあいさつした。1年間の刑務所での生活ぶりなどを話し「生涯、政治家だと思っている。与えられた環境や立場で存在感を示したい」と政治活動の継続に意欲を示した。
鈴木前議員は陸別町の会合にも出席。17日は北見市紋別市、18日は中標津町根室市釧路市、22日には函館市を巡る。後援会主催のパーティーも24日に帯広市、25日に札幌市で予定されている。【三沢邦彦】

ロシア国防省傘下の建設会社「スペツストロイ」のナギンスキー社長は16日、北方領土択捉島国後島にそれぞれ「軍事区域」を1カ所ずつ建設すると記者団に述べた。2013年末までに完成する予定。インタファクス通信が伝えた。
同社長は同区域の建設について「現在は計画策定の完了段階」とした上で、建設費は合計で120億ルーブル(約293億円)としている。軍事区域の詳細は伝えられていないが、軍事施設や関係者の住居などを含むとみられる。(共同)<<