鈴木宗男 仮釈放関連続報

「下品」「疑惑のデパート」ボロクソだった福島瑞穂辻元清美も出席

祝う会でまず登場したのは小沢一郎民主党元代表で、「鈴木先生をまたお迎えすることができて嬉しい。従来と変わらず友情とご指導を」と型通りにあいさつ。これはまあ、読みようによってどうにでも読める人。続いて鳩山由紀夫氏も、「ひとなつこい鈴木宗男先生のお顔を久しぶりに拝見して、ホントに嬉しく思っています。お帰りなさい」とあいさつ。さらに「私どもも一緒にがんばるので、日本の未来のために闘ってください」とやった。ここで「モーニングバード」は古い映像を持ち出して意地悪。これが面白い。2002年に鳩山は鈴木について「こういった政治家が日本にいるということが実に恥ずかしい思いであります」とやっていた。
鈴木宗男さん、お帰りなさい。おめでとうございます」と握手したのは福島瑞穂社会党党首。「1人の国会議員としてがんばり抜かれている時に、本当に心から尊敬しました」とあいさつした。しかし彼女もまた、02年には「鈴木宗男はけしからん。下品なとんでもない国会議員だ。そう思います」とぶっていた。
会場には他にも、かつて鈴木を「疑惑のデパート」「疑惑の総合商社」と追及した辻元清美議員(当時は社会党)が微笑んでいる姿もあった。元外務省の佐藤優氏は「私の仕事で鈴木さんを巻き込んだんですよね。ごめんなさい」と土下座して謝った。

パーティ出席者がまとめられているので、記録として。

鈴木宗男衆院議員が6日に仮釈放されたが、代表を務める新党大地は道内で一定の政治的影響力を保持しており、その動きは次期衆院選でもポイントとなりそうだ。道11区(十勝)では石川知裕衆院議員との関係が強固で、石川議員を支援する民主サイドは連携を維持・強化する構え。自民サイドは「鈴木−石川連合」は織り込み済みで、粛々と態勢整備を進めるとしている。
同じ足寄町出身の鈴木前議員と石川議員との連携は、次期衆院選でも既定路線。鈴木前議員は仮釈放を祝う会(6日、東京)で、石川議員と香織夫人を壇上に招いて紹介するなど、「蜜月関係」をアピールした。石川議員は「次期総選挙に向けて関係を深め一緒に頑張っていきたい」と強調する。
石川議員は現在無所属の立場だが、十勝の民主党は次期衆院選も石川氏を支持する方針。民主党帯広代表の三津丈夫道議は「新党大地とはこれまでも連携してきたが、大本である鈴木宗男さんが戻ってきてくれたことは大きな勇気づけになる。われわれとしても心強い」と期待する。
これに対し中川郁子(ゆうこ)氏を擁立する予定の自民党道11選挙区支部は当面、大地の動きを静観する構え。小野寺秀副支部長は「(自民として)信頼回復に向けて粛々と地道に準備を進めるだけ。特段影響もない」とする。
中川氏本人も「主人(故昭一氏)や父(故一郎氏)と同じ保守の政治家であり、日本が大変な時に力を合わせることが大切と思っている。私としては(自身の活動を)続けていくのみ」と語る。

新党大地は4月の統一地方選や5月の石狩市議選で、公認候補計8人が当選し、改選前より公認議員を3人増やした。道議選でも鈴木元議員の秘書だった直系の推薦候補2人が当選し、道議会に初めて大地系会派が出来た。民主会派の道議37人のうち7人が大地の推薦を受け当選している。
 「鈴木代表が収監中も、大地の影響力は維持できた。既存政党への不信感が広がっている今、存在感を増す」。新党大地系の山崎泉道議は、そう強調する。
新党大地の過去の衆院選比例代表での獲得票から、基礎票は40万票といわれる。記者会見では、鈴木元議員は、「再起働」について、「『さいきどう』のどうは、人偏がつく。働くと書く」と語った。会見場には、現在は無所属の松木謙公石川知裕の両衆院議員、民主党徳永エリ参院議員の姿があった。
会見後に開かれた鈴木元議員を囲んだ会合には、国会議員約100人が出席。鈴木元議員とパイプが強い民主党小沢一郎元代表鳩山由紀夫元首相の姿もあり、存在感を見せつけた。
 「市長選や衆院選で連動できる」と、収監中にも根を張った“鈴木票”の存在感が、鈴木元議員の仮出所で頭をもたげてくるとみる民主党道議もいる。
ただ、「収監で国会議員の資格を失った。政治不信を招いた一人でもあり、有権者も離れた」(民主党北海道幹部)と冷ややかな視線もある。民主党の支持母体の連合北海道内にも、新党大地と政策の違いがある点や、「有権者に理解が得られるのか疑問。民主と大地が接近しすぎるのは良くない」との声もあり、民主、大地、連合北海道は、微妙な関係にある。
自民党道連内に、新党大地との連携を模索する具体的な動きはないが、「TPP(環太平洋経済連携協定)も進める民主党と連携が出来るのか、鈴木元議員の判断が注目される」(自民道連幹部)と、その動向を注視する。(菅野薫)