ビザ無し交流参加の研究者 国後島で旧石器時代の石器を発見 / 鈴木宗男 野田総理が祟られないか心配する 他

北海道開拓記念館(札幌市厚別区)は15日、ユーラシア大陸北部の旧石器時代の流れをくむ石刃鏃(せきじんぞく)文化の石器2点が、北方領土国後島で初めて見つかったと発表した。約7000年前、シベリアからサハリンを経由して北海道の道東地方にもたらされたとみられる大陸文化。日本列島の大半が縄文の時代、異なる文化が大陸から国後まで広がっていたことが明らかになった。
同記念館の学芸員らは12〜15日、考古学者のビザなし専門家交流で同島を訪れ、国後島郷土博物館と合同で古代の遺跡を探した。同島南部のシロマンベツ川の右岸近くの標高5〜6メートルの台地の地表で、黒曜石製の石刃鏃(やじりの一種)と石刃(ナイフの一種)の破片を拾った。石刃鏃は先端と基部が欠けているが、縦長の剥片(はくへん)の片面に細かい剥離痕が刻まれ、石刃鏃の特徴を示していた。石刃には、ひもを結んだ柄の根元と考えられる特徴的なくびれがあった。現地は草が生い茂る原野で、「シロマンベツ川右岸台地遺跡」と名付けた。

政府は16日、東日本大震災発生に伴って設置した震災ボランティア連携室を廃止し、復興対策本部に業務を移管した。これに伴い、同室長の湯浅誠氏を同日付で免職した。

この連携室は首相補佐官時代の辻元清美氏の発案で出来たものでした。

代表選は討論会の様子をラジオで聞くことができた。映像がない分、言葉の重み、説得力、情熱、力強さが自然体で伝わってきた。5人の中で野田氏の話は一番心があり、胆力をこもっていたのに対し、海江田氏は評論家的で、胸を打つものではなかった。
代表選後に「小沢氏の求心力低下」と言われているが、私は逆に「さすが小沢先生」と考えている。厳しいメディアバッシングの中、グループを一致結束し、海江田氏に投票させた事実は凄いことである。この点、小沢先生を軽く見てはいけない。仲間に「この状況でよく取った。この票を誇りに思って良い」と語ったのは本音だろう。
野田氏の代表任期は来年9月までである。来春には小沢先生の裁判も終わる。もちろん天下に身の潔白を証明することになる。1年後の代表選は、小沢先生と野田氏との争いになる。今からワクワクするような国民注視の代表選になることを期待してやまない。
野田氏には任期の1年間でベストを尽くしてほしい。言葉に責任を持たなかった鳩山、菅氏を半面教師にして、同じ轍を踏まないことだ。人間味を持ってこの難局に当たることだが、幸い野田氏は落選経験もあり、それなりの苦労をしている。辛かった時の自分と国民を重ね合わせれば良いのである。
一つ心配なのは偽メール問題のことだ。永田寿康議員(当時)が持ち出した裏付けの取れない、結果として偽物だったメールを国会・委員会の場で質問許可したのは当時、国対委員長だった野田氏である。前原誠司代表(当時)は党首討論でも持ち出し、小泉純一郎首相(当時)に「証拠を出してください」と開き直られ、3人とも辞めざるを得なくなった。
その後、永田さんは自殺し、人生を終えた。堀江貴文氏もこの件で悪印象をつくられ、ライブドア事件へとつながった。永田さんや堀江氏が「野田と前原にいいように利用された。今に見ておれ」と怨霊や生霊を持っていると厄介だと心配するものである。祟りのないことを祈るのみである。

いつもの鈴木宗男氏の不定期連載より。