十勝ブロック安愚楽対策協議会 鈴木宗男事務所で相談会開催

黒毛和牛生産の安愚楽牧場(本社栃木県)が民事再生法の適用を申請した問題で、繁殖牛(雌牛)を預託している管内の農家が3日、「十勝ブロック安愚楽対策協議会」を設立した。被害に遭った農家が情報を共有し、道や国、会社に対して農業が続けられるよう対応を求めていく。将来的には全道規模の協議会へと発展させる考えだ。
足寄町浦幌町など各地の預託農家が発起人となって同日に帯広市内の新党大地鈴木宗男事務所で開かれた「十勝ブロック安愚楽問題相談会」で、11市町村42戸で協議会を設立することを決めた。会長は足寄町の明河修さん(53)、副会長に浦幌町の阿部大輔さん(56)と清水町の松本安太郎さん(60)が就任した。いずれも預託農家。
相談会には32人の預託農家が出席。浅野貴博、石川知裕衆院議員、池本柳次、山崎泉両道議を招き、農家が置かれる現状を訴えた。安久津勝彦足寄町長、JAあしょろ新津賀庸組合長も同席した。<<