サハリン州 中国で北方領土への企業誘致活動

【北京時事】北方領土を事実上管轄するロシア極東サハリン州は22、23の両日、北方領土を含む同州の開発プロジェクトに関する投資説明会を北京市内で行った。北方領土関連では、国後島での温泉保養地整備のほか、ナマコなど水産加工分野で中国企業に投資を呼び掛けた。
説明会には中国企業の代表者や政府当局者が参加。終了後に記者会見した同州のストロガノフ第1副知事は、北方領土関連の商談成立状況などには触れなかった。
ストロガノフ氏は「説明会ではサハリン州と周辺の島々を分けてはおらず、産業分野ごとの状況を紹介した。わが州の企業に対し、中国企業が投資や協力を希望すれば、(いずれの事業でも)商談を進めることができる」と述べ、北方領土での中ロ合弁事業の正当性を強調した。(2011/03/23-20:45)<<