ロシア 福島原発事故で住民避難の準備

ロシア東部軍管区のシデンコ司令官は15日、東日本大震災とその後に発生した福島第1原発の事故を受け、極東サハリンや北方領土を含む千島列島に駐留する部隊に対し、津波などの自然災害や原発事故を想定し、住民避難などの準備態勢を整えるように命じたと発表した。
東部軍管区は司令官の命令を受け、サハリンや千島列島の住民避難に備えて、太平洋艦隊の艦船や軍の輸送機を集約する計画。同管区は原発事故発生後、影響についてのモニタリング調査を行っている。
同管区は「東部軍管区は軍人やその家族、一般市民を避難させる能力を有している」としている。(共同)<<