ロシア「若き親衛隊」北方領土訪問中止 / 辻元清美 意気込みを語る / 鈴木宗男 週プレ連載第5回

ロシアの最大与党「統一ロシア」の青年組織「若き親衛隊」は13日、東日本大震災を考慮し、15日から予定していた北方領土訪問と、現地での示威行動をすべて中止したと発表した。
同組織は先月、メドベージェフ大統領の昨年11月の北方領土訪問を「許し難い暴挙」と非難した菅直人首相の発言などに抗議し、モスクワの日本大使館前でデモを実施。代表団を北方領土3島に派遣しロシア国旗を立てるなどの活動を計画していた。
同組織の幹部は当初、米国とのスパイ交換でロシアに戻り「美貌の女スパイ」と騒がれたアンナ・チャップマンさんも代表団に含まれると述べていた。(共同)

災害ボランティア担当の首相補佐官に起用された辻元清美衆院議員は政府が14日午前に開いた災害対策本部の後、「今後復興するに当たり何か力になりたいと思う方々はたくさんいると思う。政府としてそういった皆さんに情報を提供したり、連携したりすることがあればどういうことができるかも、窓口をつくって考えていきたい」と述べた。週内にも枝野幸男官房長官の下に震災ボランティアのための連携室を立ち上げる考え。
そのうえで「非営利組織(NPO)、非政府組織(NGO)含め震災ボランティアは団体として専門的に活動できるところも育ってきている。そういった団体の皆さんの意見も聞き、独立した活動も尊重しながら連携できるところは連携していきたい」と述べた。〔日経QUICKニュース〕

尖閣諸島で中国人船長の不起訴決定!
菅首相はそのうち中国人に表彰されるだろう

領土は国家の礎(いしずえ)だ。日本が抱えている領土問題は北方領土竹島だけだ。尖閣諸島は日本固有の領土であり、我が国が実効支配しているので領土問題ではない。それを菅直人首相がへたくそなハンドリングをするから中国につけ込む隙を与えてしまった。われらの鈴木宗男新党大地代表からの怒りの手紙が2月9日に到着した。
那覇地検は1月21日、尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件で中国人船長を不起訴とした。不起訴理由として、衝突は漁船が海保の巡視船から逃走する際に起きたもので計画性がなく、負傷者も出ていないことを考慮、と説明している(1/22読売新聞朝刊1面)。
それならばなぜ海保は船長を公務執行妨害で逮捕したのか。ビデオを見る限り、明らかに中国漁船は巡視船にぶつかってきている。一歩間違えば双方に負傷者が出る可能性があった。この説明だと、パトカーが追跡して逃げた車がぶつかってきた場合、逃げた車に責任は生じないのかという疑問が出てくる。陸上では処分され、海上では、しかも外国漁船にはおとがめなしということになる。
我が国の領海を侵犯しながら、また我が国の巡視船に二度も体当たりに等しいことをしているにもかかわらず不起訴というのは正しい判断だろうか。日本漁船が中国側にそうした行為をしたら、中国も同じ措置をとってくれるか。絶対ないだろう〉

2011/03/21日号より。