ロシア 北方領土へのミストラル級強襲揚陸艦配備を表明 他

インタファクス通信によると、ロシア軍のマカロフ参謀総長は25日、ロシアがフランスと共同建造するミストラル強襲揚陸艦4隻のうち少なくとも1隻が極東ウラジオストクを拠点とするロシア太平洋艦隊に配属され、北方領土を含む千島列島(クリール諸島)の防衛任務に当たる可能性があると述べた。
参謀総長は、「少なくとも1隻、あるいは2隻」が太平洋艦隊に配属されるとの見通しを示した。

事前の予測記事はずっと出ていましたが、公式な表明はこれが初めてです。

政府は25日の閣議で、菅直人首相が今月7日の北方領土返還要求全国大会で、ロシアのメドベージェフ大統領の北方領土訪問を「暴挙」と発言したことについて「北方領土問題を一刻も早く解決してほしいと強く願う日本国民の思いを自らの言葉で述べたものだ。発言がわが国の国益を損ねたとは認識していない」とする答弁書を決定した。新党大地の浅野貴博衆院議員の質問質問主意書に対する答弁。

外務省は25日、3月2日に都内で次官級による日露戦略対話を開催すると発表した。昨年1月以来で、同11月のメドベージェフ露大統領の北方領土上陸後は初めて。日本から佐々江賢一郎外務事務次官ら、ロシアからデニソフ第一外務次官らが出席し、北方領土問題や経済協力などについて意見交換する。

北方領土国後島で現地のロシア人が経営する農場が、今年4月から少なくとも中国人12人を雇用する計画であることが25日、分かった。中国、韓国の水産会社による合弁事業計画に続き、ロシアの実効支配を強める結果になりかねない動きとして日本側の警戒を招いている。
この農場は国後島南部ゴロブニノにあり、約20ヘクタールでキャベツやジャガイモを栽培している。経営者によると、農場で中国人労働者を雇用するための労働許可取得手続きを進めているという。<<