枝野官房長官 納沙布岬からも北方領土視察 / 北朝鮮 鳩山「方便」発言に興味

枝野長官は視察後、報道陣に「元島民の皆さんも65年間、今日の天気のような(先の見えない)気持ちで過ごしてこられたのだと思う。はっきり先が見えるように、かなり努力をしていかないといけない」と語った。

旧ソ連ゴルバチョフ元大統領は21日、モスクワ市内で行った記者会見で日本との北方領土問題交渉を振り返り、「私たちが2島を引き渡すという提案もあったし、(その)機運もあった。が、そのためには平和条約を締結し、良好な関係を築く必要がある」と述べ、日ソ共同宣言(1956年署名)で定めた歯舞、色丹の2島引き渡しを超える提案はしなかったと語った。イタル・タス通信が伝えた。
ゴルバチョフ氏はソ連最高首脳として91年4月に初来日、海部俊樹首相と首脳会談を行ったが、北方領土問題では進展はなかったとされる。ゴルバチョフ氏は会談で、「(日本側は)すべての島を返してほしいという。そうであれば私たちは断固として返したくない」と述べたと語った。

北朝鮮朝鮮中央通信は21日、鳩山由紀夫前首相が在沖縄米海兵隊の抑止力は米軍普天間飛行場沖縄県宜野湾市)の県外移設断念の「方便だった」としたことについて、「極めて興味ある発言をした」と指摘しながら、発言内容を紹介した。
さらに米下院のロン・ポール議員(共和党)とデニス・クシニッチ議員(民主党)がこのほど行った共同通信との会見で、在日米軍は撤収すべきだと主張したことも伝え、「北東アジアでの米軍駐留の不当性と欺瞞性は日米の政治家も認めている」と指摘、日韓に駐留する米軍撤退を求めた。

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