鈴木宗男 収監後も新党大地代表を続ける / 収監は11月頃

受託収賄などの罪に問われ、最高裁実刑が確定した鈴木宗男衆院議員が代表をつとめる新党大地の例会が23日、札幌市内で開かれた。収監後も引き続き鈴木前議員が、党の代表を続けることが決まった。
冒頭、歌手の松山千春さんが「たとえ牢獄(ろうごく)に入っても、新党大地の代表は鈴木宗男である」と声をあげ、会場の支持者からの拍手で承認された。例会後、鈴木前議員は収監の時期について、「来月の中ごろ人間ドックに入る。結果が出るまで2週間程度かかるので、事務的には11月に入るかと思う」と述べた。

受託収賄罪などに問われ、上告が棄却された鈴木宗男・前衆院議員は22日、苫小牧市で開いた新党大地苫小牧支部の集会に出席、「政治活動は生涯、続ける」と語り、参加した約400人の支持者に結束を訴えた。23日は札幌で会合を開き、党の代表などを決める予定。
鈴木前議員は、厚生労働省の元局長が無罪となった郵政不正事件を引き合いに「検察権力は大きな力を背景に密室で調べを行い、罪もない人を押しつぶす」と激しく批判。自らの事件も「同じ構図の国策捜査だ。何が真実かは歴史が明かしてくれる」と語った。
鈴木前議員は収監に備えて近く健診を受ける予定で「元気でがんばってくる。収監中も堂々と戦い、政治家として発信する」と話した。<<