特にナードコア世代からムネオハウスが「ダサくてつまらなかった」と評される際の端的な例。
きっかけはナードコア世代である"藤子名人"氏のサッカーワールドカップ2010南アフリカ大会を切っ掛けに流行ったブブゼラサンプリング曲についてのツイート。
はい!現時点でブブゼラネタで曲作った人達!君達ムネオハウスを何回繰り返すつもりかな!?何も学ばなかったのかな!?
8:08 PM Jun 24th movatwitterから
Twitter / 藤子名人: はい!現時点でブブゼラネタで曲作った人達!君達ムネオ ...
俺が夕方ぐらいに書いたムネオハウスの件が微妙に伝わってないpostを見つけたので、オブラートに包まず言うけど、あのムーブメントは最高につまんなかったの!
1:07 AM Jun 25th webから
Twitter / 藤子名人: 俺が夕方ぐらいに書いたムネオハウスの件が微妙に伝わっ ...
実際の反応として「ムネオハウス懐かしい〜」や、ただのRTが続いていたので、この辺の心情を組めた人はあまりいなかったようです。
ネットで言葉の意味伝えるのこんなに難しいのかー
2:22 AM Jun 25th Twit for Windowsから
Twitter / 藤子名人: ネットで言葉の意味伝えるのこんなに難しいのかー
ネタモノにおいてネタがかぶるって死活問題だと思うんだけど、自らかぶりに行ってどうすんの?っていう
2:28 AM Jun 25th Twit for Windowsから
Twitter / 藤子名人: ネタモノにおいてネタがかぶるって死活問題だと思うんだ ...
一方でナードコア第一世代の人々の反応。こちらはレオパルドンの高野政所氏。
完全同意。RT @hujikopro 俺が夕方ぐらいに書いたムネオハウスの件が微妙に伝わってないpostを見つけたので、オブラートに包まず言うけど、あのムーブメントは最高につまんなかったの!
— 高野政所/DJ JET BARON (@mandokoro) June 25, 2010
直接的では無いが、こちらはbubble-b氏。
ムネオハウスみたいにサンプリングしててもナードコアじゃないものはナードコアじゃない
— BUBBLE-B (@BUBBLE_B) June 25, 2010
「ナードコアの定義」については
笑えるテクノです! RT @nabfromjapan: @bubble_b ナードコアの定義ってなんですかね?一瞬ナードコアコンピに曲作ってこっそり送ろうかと思ったんですけど、そこでつまずいた!
— BUBBLE-B (@BUBBLE_B) June 25, 2010
と答えていらっしゃいます。「ムネオハウスは笑えなかった」という事であるご様子です。
補足
参考として、2ch音MADスレッドにあったこのへんの世代間の意識の違いについて端的にまとめた書き込みを掲載。
316 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日:2010/01/11(月) 17:14:04 ID:QnuXAICf0
90年代ナードコアは"他人とネタが被ってる"時点でもうダメ。能なし、パクリ扱いだった。
だから他人と同じネタを使う事はほとんど無かったし、誰もやってない新しいネタを見つけるのが当然だった。
90年代末〜00年代初期、東芝クレーマー事件以降のWebのネタリミックス文化では、ネタは被ってても"他人の曲使ってる"時点で能なし、パクリ・劣化コピー扱いだった。
だから自作曲が当然だった。既存曲にネタ乗っけるだけのトラックは大して評価されなかった。
00年代初期〜中期のFla板動画文化ではネタかぶりで曲も借り物でも"映像演出まで被ってる"時点で能なし、パクリ・劣化コピー扱いだった。
オリジナリティのあるストーリーや演出が評価されて、他人を真似た奴は「○○劣化」と呼ばれて揶揄された。
で音MADだ。ネタかぶりOK、他人の曲使うのOKというか当たり前、更に他人の演出の使い回しOKで2007年頃から今までずっとやってきている。
新しい風を吹き込む奴は評価されるのは当然だけど、少なくとも全部借り物みたいな作品でもとりあえず貶められたりはしないよね。
良いか悪いかは別にして、とりあえずネタもの創作の現場における価値観はそういう風に推移してきていると感じるね。
以上、年寄りの戯れ言でした。