鈴木宗男 釧路商工会議所会頭に辞職を迫る

【釧路】民主党道7区総支部新党大地が20日、釧路市内で開いた釧根地区政策懇談会で、新党大地鈴木宗男代表が、釧路商工会議所の山本寿福(としかず)会頭に対し、暗に辞職を迫る一幕があった。
鈴木代表と山本会頭は、山本会頭が昨夏の衆院選道7区(釧路、根室管内)で自民党伊東良孝衆院議員の選対総本部長を務めて以来、関係がぎくしゃくしている。
この日、鈴木代表は、山本会頭が経済界としての要望を発表した後に発言。「商工会議所が政治活動をしてはいけない。今、必要なのは潔さだ。信念を持って(選対総本部長を)やったのなら、責任をとるということだ」と、述べた。
懇談会後、山本会頭はこの発言について「『辞めなさい』ということだと思う」との認識を示したが、「後継者も決まらない中、無責任に辞めるわけにいかない」として、今年10月の任期まで続ける考えを示した。
昨夏の衆院選では、新党大地選挙協力した民主党仲野博子衆院議員が伊東氏に敗れた。仲野氏は比例で復活した。<<