ロシア外相「第二次大戦の結果を認めよ」

ロシアのラブロフ外相は19日、下院で演説し、北方領土問題をめぐる交渉については、日本が第2次大戦の結果を認めることから始めなくてはならないと述べ、対日強硬姿勢を示した。インタファクス通信などが伝えた。
ロシアは第2次大戦の結果、北方四島を含む千島列島のすべてを獲得したと主張している。日本には認められない内容で、ロシアが領土交渉の前提としてこうした主張を続ければ、交渉の長期的停滞につながる恐れがある。
外相は「残念ながら、日本の指導部は現実を認めず、第2次大戦の結果は島々(北方四島)には及ばないかのように見せようとする路線を続けている」とも批判した。<<