達増拓也 岩手県知事選勝利

小沢・民主党代表の地元、岩手県の知事選は、3月まで同党県連代表を務めた前衆院議員、達増(たっそ)拓也さんが、新人5人の争いを制した。
達増さんは、現職知事では最年少の42歳。
達増さんは、東大法学部卒業後、外交官となり、対米外交などにかかわった。衆院議員には1996年に初当選、今回の知事選出馬に伴い、4期目途中で自動失職した。
人気映画シリーズ「スター・ウォーズ」の大ファン。マニフェストの題名も、シリーズ初作品のサブタイトル「新たなる希望」を引用して「希望王国」と名付けたほどだ。
先月22日の告示第一声で、「私は『小沢チルドレン』と呼ばれることに誇りを持っている」と語るなど、小沢代表との密接な関係をアピールし続けている。
達増さんは8日午後8時過ぎ、盛岡市の事務所で支持者らを前にあいさつに立ち、「まず岩手で、小沢代表が掲げる『生活維新』を実現したい」と声を弾ませた。
一方、達増さんと戦った前岩手県滝沢村長の柳村純一さん(56)は、「国とのパイプ役には自分が適任だと思ったのだが……」と無念さを隠せない様子。前県議の覆面レスラー、ザ・グレート・サスケさん(37)は、無党派層の風を起こせず、「人生最大の敗北だ。小沢民主王国は強かった」と語った。
(2007年4月9日1時45分 読売新聞)<<