鳩山会館 ゴスロリ入場禁止

「実は最近、ゴスロリを特集した雑誌に、鳩山会館で『記念撮影をしよう』と紹介されたのです。そういう服装の方々とは以前、色々とトラブルがありまして…。それで大挙してこられても困るので、今月10日から敷地内での撮影や入館をお断りする掲示を出しました」と、事情を説明するのは同会館の大竹範事務局長。
ゴスロリは、昨年公開された映画『下妻物語』で主演の深田恭子さんが着て、認知度が一気に高まった。フリフリがたくさん付いた、お姫様ルックのド派手な服で、熱狂的なマニアもいる。
ゴスロリ鳩山会館を結び付けた雑誌は『ゴシック・ロリータ&パンク ブランドBOOK秋冬号』(辰巳出版)で、ゴスロリが映える場所として鳩山会館が推奨されていた。
鳩山会館では、ゴスロリ集団の入館規制を昨年春頃から行っていた。
「あのような服装の女性と、アマチュアカメラマンが一般のお客様の迷惑になることが多かったからです」(大竹氏)
一部のゴスロリ集団は、館内や庭園で三脚を立て、長時間にわたって撮影。一般客が落ち着いて見学できなくなったほか、女性たちは多くの洋服を持参し、トイレで着替えたりするため、一般客がトイレを使えなくなるトラブルも多発していたという。
「2、3人の女性と2人くらいのカメラマンが来て、そうしたグループが2、3組重なったりした。確かに普通は撮影もできます。ただ、ほかのお客様に迷惑はかけないようにとお願いをしても状況が変わらなかったので、ご遠慮いただくようになった」(大竹氏)<<