外務省 鈴木宗男対応マニュアルの存在が判明

「積極的に説明に行かない。会食は原則的に行わない」−。かつて外務省との「不適切な関係」が問題となった鈴木宗男衆院議員(57)=新党大地=が衆院選で返り咲いたことを受け、同省がマル秘の幹部職員向け“対応マニュアル”を作成、配布していたことが29日、分かった。
外務省は「鈴木氏から当選後、働き掛けがあったという事実はまだない」(幹部)としており、同氏の“復活”に対する外務省の戦々恐々ぶりが露呈した格好だ。
文書は「鈴木宗男衆議院議員からの依頼等に対する対応ぶり」と題し、対処、応答要領を列記。具体的には(1)説明要求には原則的に対応し、強い意見表明があった場合は官房総務課に相談(2)会食や陳情への立ち会いなど事務的な説明を超える接触は原則行わない(3)やりとり内容は文書にして報告する−などが柱。 <<