菅直人 二十四番札所まで参拝

「自分を見つめ直したい」として、徒歩で四国88カ所巡礼をしていた民主党菅直人前代表が25日昼すぎ、目標としていた室戸岬の24番札所最御崎寺高知県室戸市)に到着、参拝した。
丸めた頭にすげがさ、白装束につえを手にした菅前代表は、この日朝、約15キロ離れた宿泊地を出発、強い日差しが降り注ぐ中、沿道で地元の人からの「お接待」を受けながら歩いた。室戸岬では弘法大師空海が修業した洞穴にも足を運んだ。
菅前代表は、日焼けした顔に汗を浮かべ、「足は痛いが、無心で、気持ちよく歩けた」とさっぱりした表情。「今回の旅でいろんな人の声を聞くことができた。今後の政治活動に生かしていけると思う」と話した。
菅前代表は15日に徳島県入りし、鳴門市の1番札所霊山寺を出発。札所を順番にまわり、最御崎寺までの約250キロを、11日間で歩いた。
10番札所から同行した徳島市の自営業、春道勝一さん(51)は、「お遍路さんをよく勉強していて、まじめな巡礼者だと感じた」と話した。

24番札所まで参拝し、今回の行程は終了。