古賀潤一郎 民主党除名処分

民主党は29日午前の常任幹事会で、学歴詐称疑惑で同党に離党届を提出していた古賀潤一郎衆院議員(福岡2区)への対応を協議し、離党届は受理せず、党の倫理規則で最も重い処分である除籍(除名)とすることを決めた。当初、離党で決着させる方針だった菅代表ら執行部も28日までの党内調整で「学歴の誤りが確認された。対応の不手際で国民の政治不信を招いた」と判断。岡田克也幹事長が除籍を提案した。異論も出たが、最終的には全会一致で了承された。
菅氏らが除籍を決めたのは、7月に参院選を控え、世論の反発を抑えるために党の主体的な判断で責任を取ったことをアピールするためだ。一方で、若手らが求めていた議員辞職勧告は避け、同情論が強かった古賀氏と同じ旧自由党出身議員にも配慮。古賀氏が昨秋の総選挙で破った自民党山崎拓前副総裁の「復活」につながりかねない4月補選を回避する狙いは変わっていない。

離党届は受理して貰えず。但し山崎拓の復活は阻止したいので辞職は勧告されず。