練乳ナイト Vol.2 に多数参加

DJとしてオリゴ糖(sondu_miriu)、VJにフリスキーだしまぐろ80g(宮大工)、hightime、WORKER HEADらが参加。客としても相当数のムネオハウス関係者が集っていました。
参考として旧サイトにあったイベントリポートを掲載。

練乳ナイトVol.2

第二回の練乳ナイトは前回を上回る11人のDJと4人のVJが参加し、よりスケールがビッグに。場所も池袋から渋谷のクラブ「宙」に移しての開催となりました。


スタートから30分程遅刻して会場入りしたのですが、さほど広くない「宙」のフロアにはその時点で既に50人近いお客さんが。場所がわかりにくいところにあったので、OFF板らしく109前からの「みんなで一緒に行こう」ツアーがあったからだと思われます。とりあえずこの時点で前回の入りを軽く越えていて、「このイベント黒字だろうなぁ。エエなぁ」と思い出作りイベントで大赤だしちゃった経験のある身としては羨ましい限りでした。最終的には70人程の入りがあったそうで、なるほどそりゃフロアもパンパンになるわと納得。満員御礼、札止めです。


客層は前回同様に「クラブ属性のあるOFF板住民」というのがメインで、自分のように一回目からのお客さんが非常に多かった印象です。そのせいか今回が最初の人との間に微妙に温度差があったというか、一回目から来てた人はノリが濃かったというカンジでもありました。


DJ・VJのプレイは前回を更に上回るなんでもアリっぷり。オールミックスイベントなのでハウス→ミニマル→昭和歌謡→ハピコアなんて流れは当たり前。そのうえ、真面目なプレイが基本ながらもここでしかできない遊び心満載プレイが爆発しまくりでした。DJ・COMAがダイナマイトソウル・和田アキコをかけたかと思えば、前回「wink及川光博スターボー」の三連コンボを決めたDJ・Arsenal-2kは「大江戸捜査網のテーマ→西武警察Part2のテーマ・ワンダフルガイズ→柴田恭兵・Running Shot」のポリスメン三連コンボを決めて会場に「行くぜ!」のコールを巻き起こし、トドメの郷ひろみ「なかったことにして」でフロアを大爆発させていました。


続いてDJ・オリゴ糖の「秘技・MixCD流し」の反則プレイがあったと思えば、DJ・バードヘッドは大仏マスクでフロアを煽り、DJ・みぎ。の戸川純「レーダーマン」やジューシィ・フルーツ「ジェニーはご機嫌ななめ」のガールテクノポップ攻撃に脳ミソはとろけまくり。極めつけの細川ふみえ「だっこしてちょ」にはまさかこれがフロアで聴けるとは・・・、と思わず涙が出そうになりましたよ。最後のDJ・tamもオサレハウスから「猪木ボンバイエ」、「ツッパリHigh School Rock'n Roll」に突っ走り、そのままイベントは最後のBack to Back timeに突入。



徳も積めるぜ 練乳ナ〜イト


ここでDJ達の遊び心は更にエスカレート。飛び入り参加もありつつ縦ノリ、横ノリ、高橋名人、ジュリー、オーケン工藤静香プッチモニ、となんでもアリのカオス状態と化し、ついにはオーラスにはオーガナイザー・練乳氏が永遠の名曲、EAST END × YURI「DA・YO・NE」を炸裂させ、その瞬間に五時間の長丁場での疲労も手伝って全員昇天でございました。


VJ陣は今回初VJながらもフェティシュな映像が意外と女性に人気だったVJ・パルスヰートが先陣を斬り、何故か着物姿でVJに臨んだVJ・フリスキーだしまぐろ80gはミリタリーネタ&ドリフ大爆笑ネタで笑いを誘いつつ、ヘルシングコピペの練乳ナイトバージョンという憎い演出でフロアにちょっとした感動を運び、前回に引き続き参加のVJ・えれえれは一回目よりスマートに進化したVJプレイをみせ、他のイベントでも活躍する VJ・ WORKER HEADは、大ネタの躍る3Dモナー達で「かわい〜」とフロアから好評を博すという、各VJの色がちゃんと出た内容でした。


今回も惜しいことにVJの映像がDJブースの真反対だったためあまり見ている人が少なく、またプロジェクター自体がかなり汚かったので色が潰れてしまっていたのが残念でしたね。


そしてOFF板イベントらしくイベント本編以上に盛り上がるのが打ち上げ。近くの店をほぼ貸し切った形で開かれた打ち上げは、DJ、お客さんを含めて50 人近くの人が参加し、こちらも大盛況で朝まで続いたようです。当方も隅のテーブルでDJさんやお客さん達と真面目な音楽トークから「ブラチラとパンチラではどっちがいいか?」等というどーでもいい話まで盛り上がってきました。こうやって人の輪が広がっていくのも練乳ナイトの良さの一つです。


二回目にして手応え十分の動員と内容となった練乳ナイト。早くも三月に三回目が開催される方向で動き出していますが、一方で最初にあったような新鮮さはなくなり、イベントとしてこなれてきてしまった感もあります。またDJのジャンルの偏り等オールジャンルイベントならではの問題もあり、今回はHip- Hopの枠が無かったせいかMCがあまり生きなかったり、ネタものが多い等の批判が有ったりと、次に向けての修正点はかなりあると思われます。


しかしそこは「みんなで作ろうクラブイベント」が基本コンセプトの練乳ナイト。オーガナイザー練乳氏をはじめ、参加するDJ・ VJ、お客さんの手によってより良いイベントになっていくでしょう。次回が楽しみです。

かようにして、ムネオハウスコテハンの一部は当時大規模化へ一路突き進んでいたOFF板界隈のコミュニティへと吸収されていきました。
なお、イベント自体は2003年11月まで計6回開催され、他の開催でもムネオハウス関係の出演者が度々見られましたが、それ等については割愛します。