鈴木宗男 拘置延長 他

拘留期間10日延長。

逮捕許諾請求が提出された2日前の6月15日、長女は、逮捕前では「最後」となる手紙を海外から送付した。「父の日」を意識し、封筒の「鈴木宗男」のあて名の周辺にはハートのシールをちりばめ「どんな時もいつも一緒、家族の強いきずなでむすばれています!」とのメッセージ。裏面にも「お父さんに一番最初に読んでもらってね。だってラブレターなんだもん」などの文字がある。
封筒の表裏に書かれた文字は、父に対する世間の風当たりが厳しいことを知った長女が、郵便局員らの目に触れることを期待して「こんな状況にあっても鈴木家のきずなは強い」ことを訴えるために書いたという。
「最後の手紙」は全4枚。「鏡の前に立てばお父さんにソックリな自分がっ! という感じで常にお父さんと一緒です。今度、日本に帰った時には、2人のラブラブな写真をたくさんとろうね」とちゃめっけたっぷりの文章で始まる。しかしその後は、一連の騒動で疲弊した父を気遣う内容に。
「昨日のTELでのお父さんの声がすっごく疲れた声だった。(略)いつになればお父さんの本当の元気な声が聞けるんだろうって思った。周りはみんな色々な事を好き勝手に言うけど、真実を知らないだけなんだ」
「昨日のTEL」とは逮捕許諾請求を週明けに控えた14日に、宗男容疑者が長女にかけた電話のこと。逮捕を予測していた宗男容疑者は、自分の口からそのことを伝えたかった。が、普段通りに近況を報告する長女に、電話口で切り出すことはできず、結局「心配すんな」と言って受話器を置いたという。
しかし、長女はインターネットなどで父の境遇を熟知していた。手紙の中盤以降は、政治家としての父の功績を挙げながら励ます内容になっている。

「長女はインターネットなどで父の境遇を熟知していた。」、ここが重要です。