鈴木宗男 言い訳本を出版 他

問題の本は、宗男容疑者が雲隠れしていた4月中旬から6月の初めにかけ、5回(計25時間)に渡って行われたインタビューで構成。秘書として仕えた故中川一郎氏の自殺問題から、北方領土ムネオハウスディーゼル発電所の建設問題まで、自分の疑惑全般について反論しているという。
ただ、逮捕容疑となった「やまりん問題」については、逮捕直前までマスコミ報道されなかったためか、言及はされていないといい、図らずも宗男容疑者が同問題で逮捕されるとは直前まで認識していなかった事が明らかに。

東京・永田町の自民党本部。新潟県選出の国会議員の会合に参加後、報道陣の前に現れた真紀子氏は約20分間にわたってまくし立てた。
特に、提出資料が週刊誌に掲載されたことには怒り心頭で、「資料を出せばすぐメディアにもれて新たな疑惑に加工される。政治権力とマスコミが『正義を実現するため』という理由で一体になれば、1人の政治家の政治生命を吹き飛ばすことがいかに簡単か」と、いつもの“真紀子節”で不満をあらわにした。
ただ、4月の週刊誌報道以降、真紀子氏が完全な資料を提出できず疑惑を払拭(ふっしょく)できていないのは事実。朝日新聞が24日に発表した世論調査でも、何と59%が「(真紀子疑惑を)さらに国会で追及すべきだ」と回答している。
このためか、「国民には説明しなければならない」と述べたものの、「それには時間が必要だ」と歯切れの悪さが。さらに、29日に期限が切れる不服申し立ての再審査請求についても、「どうかなぁ。やってもどうせ、初めに結論ありきで進んでますから」と逃げの一手。